社会人として何年かしていると、たまに、超とんでもないくらい頭の良い人が登場してくることがある。
頭の回転がキレッキレで、閃めいては、その場でズバズバ言ってくる。
ただの自信家というわけではなく、年の功で経験値や引き出しが多いわけではなく、
起きている現象をたちまち整理して、選択肢を巡らせ、メリット・デメリットを把握した上で、決心して、提案しながら話をする人。
以前、このサイトでも紹介した「OODA」を、めちゃくちゃ速いスピードで回すことができる人間。
打ち合わせの中で、ものの数秒OODAをやってのけてしまう人がいるわけです。
これは訓練によってもたらされる能力というより、地頭の良さ、つまり「才能」によってもたらされる部分が大きいです。
これに対抗するにはどうしたら良いか?
答えは簡単です。
自分の勝負すべき場所を変える。です。
頭の良い人は、その場でのとりまとめは上手ですし「口げんか」になってもとても強いです。
その場では一旦ひき、自分の勝負すべき場所に持って行きましょう。
私の場合は、「手を動かすこと」です。
所詮、頭のイメージだけで出てきた結論は、絵に描いた餅でしかないケースが多いです。
それを実践して確かめてモノにするのが「手を動かせる」人間です。
例え遠回りになったとしても手を動かして結論にたどりついたことは紛れもない事実となるでしょう。
急がばまわれ、男はだまって動く、これが負けないための極意。